Technology
ソーラーフロンティアの技術力
信頼にこたえる40年の歴史と国産品質
01 CIS技術
ソーラーフロンティアは、独自の技術を活かし、CIS太陽電池の研究分野で、数多くの実績を残してきました。
当社の太陽電池モジュールは、すべて国内工場で一貫生産。その品質と長期耐久性は、高い評価を受けています。
「実発電量」が高いCIS太陽電池
ソーラーフロンティアはCISと呼ばれる技術を使った太陽電池を生産・販売しています。CIS太陽電池は高温時の出力ロスが少なく、部分的な影の影響も少なく、太陽光に当たると出力が上がるという性質をもっているので、実質的な発電量で結果を出すことができるのです。
CIS太陽電池の「実発電量」が多い、3つの理由
1.高温時の出力ロスが少ない
CIS太陽電池の温度特性 ※1※2
真夏の晴天時、屋根の上の太陽電池モジュール温度は約60~80℃に達し、出力ロスが発生。CIS太陽電池は、結晶シリコン系に比べて温度係数が小さいため、高温時の出力ロスを小さく抑えられます。
2.部分的な影の影響が少ない
CIS太陽電池モジュール
CIS太陽電池は、一般的な太陽電池と電気の流れ方が異なる為、太陽電池モジュールの一部に影ができても影による出力低下は一部に留めることができます。
3.太陽光に当てると、実際の出力がアップ
CIS太陽電池特有の光照射効果 ※3
CIS太陽電池は、太陽光に当たると初期値に対して出力が上がるという性質が曝露試験の結果で得られています。
製品クオリティー
太陽光発電システムを設置する環境は、いつも理想的な条件とは限りません。ソーラーフロンティアは、あらゆる条件下・環境下で耐えうるモジュールを目指し、製品開発の段階から、様々な耐久性試験を厳しい条件で実施。また、製品の品質向上や長期信頼性の確保のため、通常の認証試験に加え、より厳しい独自の試験を実施しています。
出荷時には、1枚1枚の出力確認に加え、信頼性を確認する検査を行うなど、各製造工程での検査をクリアした製品だけを皆様にお届けしています。
耐久試験の一例
降雹試験
実際の雹に近い水玉をモジュールの多数の指定位置に発射し、モジュールの衝撃強度を確認しています。
曝露試験
実使用条件下での複合的なストレスに対し、長期間安定して使用できることを実証しています。
環境試験
使用環境により厳しい条件で試験を行い、長期にわたり製品性能が維持されることを確認しています。
02 ソーラーフロンティアの歴史
1970年代から40年以上の歳月をかけ、太陽電池研究に取り組んできました。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの研究開発を受託し、人工衛星「つばさ」にも採用されました。量産化が難しい技術でありながら、研究開発から事業化までを極めて早いスピードで実現してきました。
世界各国で過去数10社がCIS太陽電池の量産化に挑戦しましたが、現在までに量産に成功している会社は当社のみです。
03 国内生産
生産・販売するCIS太陽薄膜太陽電池は、宮崎県にある国富工場で100%国内生産しており、「メイド・イン・ジャパン」の品質を実現しています。
フルオートメーションを実現した量産技術の精度の高さは世界トップレベルです。
高品質なモジュールをお届けするために
高品質なモジュールを安定的に大量生産することは容易ではありません。
ソーラーフロンティアは、独自の技術開発力に加え、生産工程の徹底したオートメーション化によってモジュール1枚1枚の品質は高水準で維持しつつ、大量生産することに成功しました。
生産・製品管理にあたっては、自動管理システムを導入しており、お客様が長期にわたって安心して当社製品をお使いいただけるよう、全ての製品を2次元バーコードの製造番号によって追跡可能です。