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2012-03-01ワールド・ビジョン・ジャパンとソーラーフロンティア、気仙沼市の小・中学校に太陽光発電システムを支援


2012年3月1日

報道関係各位

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
ソーラーフロンティア株式会社
 

ワールド・ビジョン・ジャパンとソーラーフロンティア、
気仙沼市の小・中学校に太陽光発電システムを支援

将来の自然災害から子どもたちの命を守るため、指定避難所の小・中学校10校に

50キロワット の太陽光発電システムを無償提供

 

【東京―2012年3月1日】–特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(常務理事・事務局長:片山信彦、事務所:東京都新宿区百人町1-17-8-3F、以下:ワールド・ビジョン・ジャパン)および ソーラーフロンティア株式会社(社長:亀田繁明、本社:東京都港区台場2-3-2、以下:ソーラーフロンティア)は、東日本大震災によって大きな被害を受けた宮城県気仙沼市の、指定避難所・避難場所となっている小・中学校10校に、太陽電池モジュール(ソーラーフロンティア製CIS薄膜太陽電池モジュール50キロワット分)を無償提供し、支援いたします。本プロジェクトは、将来の自然災害から市民、特に子どもたちの命を守るべく、気仙沼市の要請に基づいて行うものです。


気仙沼市にある指定避難所・避難場所の多くが小・中・高校です。大震災発生後、これらの避難所・避難場所の多くで電気や水道などのライフラインが寸断され、被災者の生活に甚大な打撃を与えました。今回導入する太陽光発電システムは、平時には小学校で消費される電力の一部を供給し、自然災害発生時には緊急電源として避難所・避難場所に電力を供給する役割を担います。更に、太陽光発電によって揚水が可能な井戸や防災倉庫も、ワールド・ビジョン・ジャパンの支援によって設置されます。


ワールド・ビジョン・ジャパンの事務局長、片山信彦は、次のように述べています。「震災後の5月に被災地で行った調査では、多くの避難所から、震災発生直後最も困難だったこととして、『電気と水の不足』が挙げられました。学校で最も多くの時間を過ごすのは、地域の子どもたちです。学校の防災機能を強化することは、将来の自然災害から子どもたちの命を守る機能そのものを高めることにつながります。また、ソーラーパネル等を日々管理し、運営していくことで、将来の災害に対する、子どもたちの防災意識が高まっていくことを願っています」


ソーラーフロンティアの代表取締役社長、亀田繁明は、次のように述べています。「このプロジェクトによって、自然災害時に地域コミュニティーにかかる負荷を減らせることを願っています。自然災害が発生した後、被災された方々が直面する困難は沢山ありますが、太陽光という持続可能なクリーンエネルギーによって電力が確保されることで、困難を軽減できればと願っています。子どもたちや地域コミュニティーを長い将来にわたって守っていけるよう貢献していきます」


ソーラーフロンティアは、50キロワット分のCIS薄膜太陽電池モジュールをパワーコンディショナなどの周辺機器と共に無償提供し、ワールド・ビジョン・ジャパンは、ソーラーパネル設置、および井戸と防災倉庫にかかる費用を支援します。システムの導入にあたっては株式会社気仙沼商会の協力を得、気仙沼小学校、松岩小学校、面瀬小学校、唐桑小学校、大谷小学校、津谷小学校、鹿折中学校、新月中学校、大島中学校、そして小原木中学校の10校に設置する予定です。
 

以上

 

 

【特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパンについて】
特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパンは、国連経済社会常任理事会に公認・登録された国際NGO、ワールド・ビジョンを構成する日本の民間援助団体です。キリスト教精神に基づいて、開発援助、緊急人道支援、アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行っています。東日本大震災の緊急復興支援にあたっては、国内外から寄せられた約34億円(9月末日時点)の募金を活動資金として、被災地の生活環境が震災前よりも改善され、子どもたちが健やかに成長できる社会として復興することを目指し、主に宮城県(気仙沼市、南三陸町)と岩手県(宮古市)において、子ども支援、仮設住宅やその周辺地域でのコミュニティーづくり、雇用確保と生計向上、子どもを守るための防災対策、および福島県被災者への支援の5分野で、活動を行っています。


【ソーラーフロンティア株式会社について】
ソーラーフロンティア株式会社は昭和シェル石油株式会社(5002, T)の100%子会社であり、CIS 薄膜太陽電池の生産・販売を行っています。世界最大規模となる宮崎県の第3 工場(国富工場:年産能力900MW)は、2011 年2 月より一部ラインで商業生産を開始した後、同年7 月に全てのラインで商業生産を開始し、フル生産体制に移行しました。この結果、既存の工場と合わせて、約1GW(1,000MW)のCIS 薄膜太陽電池の年産能力を確立しました。ソーラーフロンティア株式会社が生産・販売するCIS 薄膜太陽電池は、銅、インジウム、セレンを使用して、当社の独自技術で生産する次世代太陽電池であり、経済効率が高く、環境に優しいことが特徴です。太陽電池の設置容量(kW)あたりの実発電量(kWh)が従来型のものに比較して高い(年間発電量で約8%の差、当社調べ)だけでなく、原料からリサイクル処理まで高い環境意識で設計・生産されています。また、黒一色のデザインが評価され、内閣総理大臣表彰「第2 回ものづくり日本大賞」で優秀賞(製品・技術開発部門)、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「2007 年グッドデザイン賞」では特別賞エコロジーデザイン賞を受賞しました。


【昭和シェル石油株式会社について】
昭和シェル石油株式会社(5002, T)は東京証券取引所の上場会社で、エネルギー産業における100年以上の歴史を持つ企業です。

 

 
報道関係からの問い合わせ先:
 

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン

 広報担当 蘇畑(ソバタ)電話:03-5332-3516 携帯:090-5762-8886


ソーラーフロンティア株式会社 ブランド&コミュニケーション部

 中田・八宮 TEL: 03-5531-5792

 

 

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