「変換効率よりも実発電量が大事」であることを実感

株式会社東武エナジーサポートは、燃料販売などエネルギー調達サービスを提供する東武鉄道のグループ会社。今回お話をお聞きした三觜（みつはし）大紀さんが所属される環境事業部では、国内大手メーカーの太陽電池を幅広く扱い、施工店・販売店への卸売や東武グループ社員への直販、大規模プロジェクト向けの設置提案など、太陽光発電システムの導入サポートを総合的に手がけています。

三觜さんは太陽光発電システム販売に携わるようになって、前職を含め7年目になる営業マン。移り変わりの早い業界をその目で見てこられました。「まさか太陽光発電の普及を促進する固定価格買取制度（FIT）ができるとも、現在のように誰もが検討できる商材になるとも思っていませんでした」と7年前を振り返ります。

当初は、ソーラーフロンティアの製品はあまり扱っていなかった、と語られる三觜さん。「お客様には、変換効率の高い他社製パネルをお薦めしていましたし、私自身の自宅にもそうしたパネルを設置しました。でも、ソーラーフロンティアのCIS太陽電池を扱うようになってから、連系立会（※）や定期点検でお客様宅へ伺うたびに、実発電量の多さに驚かされるばかりで……。特に雨や曇りの日など、一般的に太陽光発電が苦手とする低照度の環境下においてのパフォーマンスが、他社製と比較して大変優秀です。また、日本の屋根は寄棟や切妻タイプが多いのですが、ソーラーフロンティアのCIS太陽電池であれば、真南だけではなく東西の屋根面への設置も自信を持ってお薦めできます。ということで、実は、東西屋根形状（21°）である実家へ太陽光発電システムを設置した際は、迷わずソーラーフロンティアのCIS太陽電池“Solacis neo（ソラシス・ネオ）”を選びました。その結果、真南26°に設置した自宅と比較して条件的に劣るのにもかかわらず、kW換算すると発電量が多く出ています」と話されました。

※電力会社と電気の売買を行うために、太陽光発電システムを配電線に接続することを系統連系という。連系完了後には、設置業者立会いのもと、太陽光発電システムが正常に運転しているかを確認する「連系立会」が実施される。

工務店が重視する、モジュールの軽さと安心の設置を担保できる

一方、卸売の現場では、モジュールの軽さと固定工法、オールブラックのデザインが工務店から高い評価を得ています。

「工務店さんは、『建物は頭が命』という言葉があるくらい、屋根をいかに軽く堅牢に仕上げるかを重視します。そうなると、ソーラーフロンティアの“Solacis neo（ソラシス・ネオ）”の軽さは大きな魅力。また、メーカー自ら、パネル固定箇所を『垂木（屋根の最も安定した部分）』に限定していることで、お客様の安心感を得やすいようです」（三觜さん）

また、主に卸先の設計部門に好評なのが、見た目のよさだといいます。結晶系のパネルの場合、「黒をイメージしていたのに、実際に設置してみたら青みがかっていてがっかり」という声もあるそうですが、ソーラーフロンティアのパネルはオールブラック。「お客様の満足度は高く、デザイン性を重視する設計部門の方にも満足いただいています」（三觜さん）

未来的な印象を放つ、デザイン性に優れたオールブラック

オールブラックのデザインは、株式会社東武エナジーサポートが手がけられた東京スカイツリータウンの商業施設「東京ソラマチ」へのCIS太陽電池の導入時にも、高く評価されたそうです。

平成24年度新エネ大賞 新エネルギー財団会長賞を受賞した「東京スカイツリータウン」は、地球温暖化抑制の情報発信基地として、最新鋭の省資源・新エネ設備を導入しています。建設計画当時、2007年に商品化されたばかりだった「CIS太陽電池」が担当者の目に留まり、一部に影がかかっても、安定して発電する“影に強い特性”と“漆黒の佇まい”が、プロジェクトの先進的なイメージとマッチしたことで、他社製パネルを抑えて採用に至りました。

「一般家庭向けの提案でも、影対策が必要なケースでは100%ソーラーフロンティアをお薦めします。厳しい目を持つ大規模プロジェクトのご担当者様に注目していただけたことは、ソーラーフロンティアの魅力の証。その実力を、どんどん広めていきたいですね」と三觜さんは笑顔で語ってくださいました。